昨年9月、自閉スペクトラム症と診断された男子中学生の施術例を記載しましたが、その後の状況について報告します。

当初の症状は①猫背②手に持っていた物を落とす③やる気、集中力がなく成績が悪い④落ち着きがなく、学校で先生に叱られている⑤口臭がきつい、などでした。
6回の施術で①②④の改善はみられていました。
その後、脳の活性化(神経伝達物質の活性化)と一次呼吸の調整に留意し12回の施術をしました。
母親によると、服用していた2種類の薬をやめたものの全く悪化はしておらず、当初の症状もほぼ全て改善し、特に成績の向上が認められるようになったとのことです。
母親が最も驚いたのは、高校への進学は無理だと諦めていたものの、ある高校に推薦を頂き、その決意表明を学校で聞いた時でした。本当にしっかりと人前で話ができ、感動を通り越してただただ驚きを禁じ得なかったそうです。
今後も引き続き施術をお願いされましたが、心身の健康レベルをさらに上げるために以下のような食生活の改善を提案しました。
1、有害な化学物質や不健康な食品添加物が含まれている食品を
  摂らない。
2、動物性脂肪を控える。
3、植物性食物を主体とする多様性に富む食事を心がける。
4、大量生産された食品や加工食品は避け、なるべく有機栽培で
  育てられたものを食べる。
5、キムチ、みそ、ヨーグルト、チーズなど発酵食品や、腸内で
  消化されにくく健康に有益な食物成分を摂取する。
  (「腸と脳」エムラン・メイヤー著、高橋洋訳から抜粋)